パフューマリースペシャリスト資格詳細

パフューマリースペシャリストは、香水や香粧品香料の基礎知識を身につけた方がさらに専門性の高いスキルを習得し、専門分野の魅力や価値を社会に広めることが出来る、香りのスペシャリストです。
パフューマリースペシャリストは、専門性に応じた4つの分野にわたる5つの資格を取得できます。

4つの専門分野・5つの資格

パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール LEVEL-1

レッスンBを初級とすると、中級レベルに相当する香料のスペシャリスト。18種類のファセット(香調)について、各ファセットを代表する香水や主要な香料(天然香料・合成香料)に関する専門的知識を持つスペシャリストです。

パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール LEVEL-2

上級レベルの香料のスペシャリスト。18種類のファセット(香調)を代表するより多くの香料について詳細な専門的知識を持ち、ブラインドで香料が分かるスペシャリストです。

パフューマリースペシャリスト モード/タンダンス

香水史・香りのトレンドのスペシャリスト。近代香水の発展の歴史や名作香水について、最新の香水に関する知識やそれらが生み出す香りのトレンドなど、流行の変遷と20世紀の香水史に明るい香水のスペシャリストです。

パフューマリースペシャリスト コンセイエ

香水販売のスペシャリスト。最新香水に関する知識や、香水をお探しのお客様へのコンサルテーション技術を学んだ香水販売のスペシャリストです。

パフューマリースペシャリスト マーケティング

香り製品の企画開発とマーケティングのスペシャリスト。香水から日用品にいたるまで香りを訴求する製品の開発や、香りのマーケティングのスペシャリストです。

カリキュラム

◆パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール LEVEL-1

 パフューマリーベーシックBの内容をより専門的に、香水とも関連させながら学ぶプログラムです。
 サンキエムソンスで学ぶ18種類のファセットそれぞれについて、知っておきたい天然香料・合成香料・調合香料、および香水を学び、香料のスペシャリスト(中級者)を目指します。

パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール レベル1の資格取得者は、18種類のファセットを基本として香りをタイプ分けできるようになります。

◆パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール LEVEL-2

 パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール レベル1よりも深く広く、サンキエムソンスで学ぶ18種類のファセットを学び、天然香料・合成香料・調合香料、および香水に関する深い見識を身につけることを目標とする香料のスペシャリスト(上級者)向けのプログラムです。
 パフューマリースペシャリスト マティエール・プルミエール レベル2の資格取得者は、レベル1の資格取得者よりもさらに多くの香料について学びを深め、ブラインドで香料がわかるようになります。
 LEVEL-1よりさらに多くの香料や香水について、じっくりと学びます。LEVEL-1を取得していることが受講の条件となります。

◆ パフューマリースペシャリスト モード/タンダンス

 20世紀を代表する覚えておきたい香水を、その時代の社会文化的な背景と照らしながら、香水史に残る名作香水がどのように生まれたのかを学べるプログラムを中心に、最近の香りのトレンドまで学びます。
 最新の香水をまとめて嗅いで香りのトレンドを分析するプログラムは、香り愛好家の方はもとより、香水販売の現場でお仕事をされる方にも新しい視点を提供します。
 香水のトレンドは「スパイラル状」に生み出されていきます。過去の香水史は、今とこれからの時代の香りを語る時にも踏まえておきたい知識です。

◆ パフューマリースペシャリスト コンセイエ 

 香水販売の現場では、お客様のご要望(イメージだけが頭の中にあることもあります)をきちんと把握し、的確な香水をご提案することが求められます。
 そのためには、専門用語をきちんと使えることはもちろん、言葉にすることが難しいお客様の気持ちをも汲み取るスキルが必要です。

香水の販売には、感覚的・感情的な要素もとても大切です。

 お客様の心を惹きつけて離さないコミュニケーション力を身につけるにはどうすれば良いのかを学び、最新香水の情報や最近の香りのトレンドなど、香水の販売員としての上級知識もしっかりと身につけて、香りについてのコミュニケーションスキルを持つことが、お客様の信頼を得る魅力的な香水コンシェルジュ(コンセイエはコンサルタントやカウンセラーと意味するフランス語です)への近道です。

 ◆ パフューマリースペシャリスト マーケティング

 香りのマーケティングは世界的にもまだ新しい分野です。目に見えない「香り」を対象としたマーケティングには、専門の知識や技術が必要です。
 資格取得に必要な規定プログラムのひとつである、香り製品の開発を学ぶプログラムでは、香り戦略の立案、香り開発依頼書(ブリーフ)の作成、開発の過程を支える香りの評価(エバリュエーション)手法、など、実際の開発ステップに沿ってその手法を学びます。香水の開発や洗剤・柔軟剤・シャンプーなどの日用品の開発に携わる方には手法を整理することでヒントが得られるでしょう。
 最近注目されつつある香りのマーケティングについては、世界で実施されている事例の紹介や実習などを通して、そのスキルを学びます。
 香りを活用して新しい分野を開拓したいと思われている方には、基礎となる知識を学べるプログラムです。日本でも様々な領域への応用が期待でき、発展の可能性を秘めています。

パフューマリースペシャリストの学習について

パフューマリースペシャリストの学習は、JPA直轄校であるサンキエムソンス ジャポンの通信講座、または通学講座にて可能です。所定の講座を受講ののち、認定試験の受験資格が得られます。